人の輪を見かけた。 小学校にあがったくらいの小さき人を 囲うように大人たちが集まっていた。 何事かと首を突き出した。 その小さき人の両腕には、 更に小さい生命そのもののが抱かれていた。 正直、小さき人には重荷だと考えてしまった。 しかし、生きてい…
同じ通勤路。 後ろから風がふいて、髪がなびいた。 髪の先端が自分の頬をくすぐる。 何だか呼ばれているような気がして。 振り返ってみた。 そこには違う景色が広がっていた。 通い慣れた場所は、つまらないコンクリート色しかない風景。 でも、もっと遠くか…
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